角界のヒール役としてとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 角界のヒール役としての意味・解説 

角界のヒール役として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:38 UTC 版)

剣晃敏志」の記事における「角界のヒール役として」の解説

剣晃平成大横綱貴乃花光司など、上位力士相手にも容赦ない張り手をかますなど闘志溢れ相撲取り口で、自ら「ヒール」を公言していた。特に1993年3月場所での対浪乃花教天戦の張り手合戦は有名である。さらに大関貴ノ浪貞博には幕内対戦成績過去9勝9敗の五分3回にわたり3連勝するなどと圧倒的に強く、「貴ノ浪最大天敵」とも言われていた。剣晃差し身上手く根は左四つだが、右四つでももろ差しでも相撲取れて投げ吊り寄りにも鋭さがあった。 大相撲愛好家であるデーモン閣下尾崎亜美からは、その悪役イメージから「角界土俵)のならず者」とも呼ばれていた。1997年1月場所後には、相撲雑誌企画デーモン閣下剣晃対談実現しその時剣晃からデーモン閣下直接「そのニックネーム(「角界のならず者」)を変えて欲しいんですがね…」と苦笑しつつ要望申し入れていた(後日デーモン閣下は、剣晃別のあだ名として「土俵天然記念物」と名付けている)。一方で悪役イメージとは裏腹に母親思い若い者からの人望はとても厚く存命当時から在籍している若手力士達は剣晃目標にしている力士として挙げることが多かった。さらに高田川剣晃引退後には、部屋後継者にすることを考えていたとされている。 剣晃少しずつ番付上げて最高位小結を2場所(1995年5月場所・同年9月場所務めたほか、三賞殊勲賞と敢闘賞1回ずつ受賞している。特に1995年7月場所4日目貴乃花戦などは、取組後に「顔を出してジッとしていたので、『あれっ、張っていいのかな』と思って張っただけだよ」と張り手放ったことに対して答え、この取組寄り切り負けて貴乃花睨まれると「チクショー。もう1回やりたいのかよ」と睨み返した。また1993年3月場所曙太郎横綱昇進してからは、同じ高田川部屋鬼雷砲良蔵と共に横綱土俵入り露払い太刀持ちをよく務めていた。なお1995年7月場所7日目には、その曙と対戦し送り出し下して金星獲得している。露払い太刀持ち担当する横綱との対戦組まれ場合は、その日は担当から外れ事となるが、翌8日目に再び曙の太刀持ち務める際の剣晃は、曙と顔を合わせたお互いに不味くなり言葉が出なかったという。

※この「角界のヒール役として」の解説は、「剣晃敏志」の解説の一部です。
「角界のヒール役として」を含む「剣晃敏志」の記事については、「剣晃敏志」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「角界のヒール役として」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「角界のヒール役として」の関連用語

角界のヒール役としてのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



角界のヒール役としてのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの剣晃敏志 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS