おやゆび‐シフトキーボード【親指シフトキーボード】
親指シフトキーボード
親指シフトキーボード
【英】NICOLA keyboard
親指シフトキーボードとは、富士通のワープロ専用機やパソコンに搭載されている特殊なキー配列のキーボードの名称である。
親指シフトキーボードは、1つのキーに2つ、あるいは、3つのかなを配し、スペースキー近くに配された2つの親指シフトキーと同時打鍵することで、高速、かつ、快適な日本語入力を可能にした。
親指シフトキーボードは、富士通のワープロ専用機OASYSに採用されただけでなく、1980年代にはオプションで親指シフトキーボードを選択できる富士通製のパソコンやソニー製のワークステーションなどもあった。また、親指シフトキーボードを発売する周辺機器メーカーもあったが、ワープロ専用機の利用者の減少とともに、親指シフトキーボードのユーザー数も減っていった。しかしながら、愛用者向けに、通常のJIS配列キーボードで親指シフト入力を可能にするソフトウェアが、熱心なユーザーにより開発・公開され、2008年3月現在でもWindows、Mac OS X、Linuxなどで親指シフト入力が可能である。
なお、1989年には富士通を中心に日本語入力コンソーシアム(NICOLA)が設立され、親指シフトキーボードとほぼ同じキー配列であるNICOLA配列を制定している。
参照リンク
NICOLA 日本語入力コンソーシアム
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親指シフト
(親指シフトキーボード から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 05:52 UTC 版)
親指シフト(おやゆびシフト)は、日本語の「かな」を入力するためのキー配列規格の一種である。かな2文字を1個のキーに割り当てていることが最大の特徴である。
- 1 親指シフトとは
- 2 親指シフトの概要
親指シフトキーボード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 15:47 UTC 版)
「ガラパゴス化」の記事における「親指シフトキーボード」の解説
1980年代、日本語ワードプロセッサーが家電メーカーから多数発売されたが、富士通は、自社のOASYSシリーズにおいて、JISキーボードのほかに、親指シフトキーボードと呼ばれる独自のキー配列のモデルを投入した。「かな入力方式」なので高速に入力でき、小指シフトをつかわないので腱鞘炎になりにくいので作家などの愛好家が多い。しかしローマ字入力方式が広く普及したことと、国が定めるJISに採用されなかったことから普及しなかった。2020年まで富士通が生産し続けてきたが、2021年5月で終了する。
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親指シフトキーボードと同じ種類の言葉
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