装置と封筒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:32 UTC 版)
「2018年10月アメリカ郵便爆弾事件」の記事における「装置と封筒」の解説
『ニューヨーク・タイムズ』によるとソロス宅に送られてきた装置は爆発性の粉末で満たされた長さ約6インチ(150ミリ)のPVCパイプで構成されていた。それは爆発物処理の技術者によって爆発させられた。当局は10月24日に回収された装置にはガラスの破片が詰め込まれていたと発表した。警察は記者団にクリントンとオバマに送られた装置はソロスのものと造りが似ていると発表した。AP通信によると、警察はパイプ爆弾と共にCNNに配達された封筒の中に入っていた白い粉はテストの結果使用不可能であると発表した。爆弾には火工品の粉末が含まれていたが起動装置がなかったため、FBIは「潜在的に破壊的な装置」と説明した。当局はAP通信に対し、装置にはバッテリーとタイマーが含まれているが、開けたときに爆発する仕組みではなかったと語った。当局は装置が単に粗雑に作られていたのか、それとも恐怖心を煽るための脅しなのか判断中であると述べた。 容疑者逮捕後の記者会見でFBI長官のクリストファー・レイは爆弾を即席爆発装置であると説明し、「偽物ではない」と述べた。 全ての爆発物は気泡緩衝材で包まれて黄色のマニラ封筒で送られた。それぞれには印刷された住所ラベルと6枚の無額面切手が貼られ、返送住所はフロリダ州サンライズのデビー・ワッサーマン・シュルツ下院議員の事務所となっており、その全てでシュルツ(Schultz)が「Shultz」、フロリダ(Florida)が「Florids」と同一のスペルミスであった。ラベルはすべて大文字で入力されていた。包にはスタンドアップコメディアンのラリー・ザ・ケーブル・ガイのキャッチフレーズ「Git 'Er[sic] Done」の刻印がついたISILの旗のミーム・パロディが貼られていた。CNNに送られた小包の写真はスタッフのジム・シュット(英語版)とジム・アコスタによってTwitterに投稿された。
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