行事への批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 02:30 UTC 版)
多くのアニマル・ライツ運動団体はエンシエロの開催に反対している。動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)の活動家は、パンプローナのサン・フェルミン祭の開幕日の前に、デモンストレーションとして「ランニング・オブ・ザ・ヌーデス(英語版)」を行っている。PETAは祭礼と闘牛の際に牡牛が娯楽のために拷問を受けていると主張し、男性は性器にプラスティック製の角(カバー)を付けて、女性は全裸で街路を行進することで主催者に抗議している。 メキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデでもサンミゲラダと呼ばれるエンシエロが行われていたが、イベントに関連する公共障害を理由に2006年から中止されている。サン・ミゲルでのエンシエロが中止された後は、グアナフアト州・サルバティエラが代替となる行事を開催している。この行事はラ・マルケサダと呼ばれ、9月最終週または10月最初週の3日間に開催される。近年、メキシコのエンシエロは多くの批判にさらされている。例えば、アニマル・ポリティコは今日では10人中7人のメキシコ人がエンシエロに反対していると推定しており、メキシコの闘牛は禁止されるべきという世論が形成されていることを示唆している。
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