蚊火とは? わかりやすく解説

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か‐び【蚊火】

読み方:かび

《「かひ」とも》蚊やり火。《 夏》


蚊火

読み方:カビ(kabi), カベ(kabe), カコ(kako)

山林山畑で働く者が、ブヨなどを追うため腰に下げて燻らせる品物の名。


蚊火

読み方:カビ(kabi)

物を燻べ煙を立ててカを追う火

季節

分類 人事


蚊遣り具

(蚊火 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/30 21:26 UTC 版)

蚊遣り具(蚊遣具:かやりぐ)とは、山仕事農作業草刈りの際にブヨなどから身を守るための携帯型又は定置型の防虫道具である[1][2]。現代では使われない日本独特の道具とされる[1]。また、蚊取線香などの灰皿(受け皿)である蚊遣器(かやりき)とは異なるものである[3][4]


  1. ^ 稲わらの芯、わらのくず[5]
  2. ^ わらびの伸びすぎてほうけた穂[6]
  3. ^ 粟の茎[7]
  4. ^ 藁を編み、物を包むようにしたもの[9]
  5. ^ 納豆の袋のような形をしている[8]
  6. ^ 富山県の方言では、蚊遣り具を「シカブ」、「スカブ」という[2]。富山ではシカブは「尻下火」がなまったものという説がある[2]。「スカブ」は「火蚊火」や「火株」を意味する[2]。他の地方にも「カスベ」(富山県魚津市)、「ブテ」(富山県南砺市臼中)、「ブトくすべ」(大阪府貝塚市蕎原)などの呼び方がなされていた[2]
  1. ^ a b c 蚊遣り具『みんぱく e-news』、2006年8月16日刊行、加藤謙一、国立民族学博物館
  2. ^ a b c d e f g 第1回 絵から見えてくるもの-シカブ(シカビ)・田植- 富山市民俗民芸村|民俗資料館|民俗資料館だより
  3. ^ 収蔵庫I - 壁面ケース(ランプ形土器) 金沢市立埋蔵文化財収蔵庫ホームページ
  4. ^ 館所蔵のシカブ 富山市民俗民芸村民俗資料館|民俗資料館だより
  5. ^ 藁稭 とは - コトバンク
  6. ^ ほどろの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典
  7. ^ 幹 とは - コトバンク
  8. ^ a b c d e 4.防除作業用具香川県農業試験場 農業資料館
  9. ^ わらづととは - Weblio辞書
  10. ^ 「富山藩領山方絵巻」(伝 木村立嶽1853年嘉永6年)以降、富山市郷土博物館所蔵) - 富山市民俗民芸村|民俗資料館|民俗資料館だより
  11. ^ 季語・蚊遣火 季語と歳時記 | 5000季語の検索サイト - NPO法人季語と歳時記の会


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