薩摩焼き

焼酎・泡盛用語集

薩摩焼き（さつまやき）

薩摩で産する陶磁器の総称。16世紀末、朝鮮の役で連れ帰った高麗人に窯を開かせたのが始まり。白陶と黒陶がある。彩色鮮やかな白薩摩は高級品として知られ、黒薩摩は火に強いことから土瓶などの日用雑器に多くつくられ古くから薩摩焼と称して重宝がられてきた。日常の中で磨かれてきた黒薩摩の魅力は豪快さと素朴さにある。その一つに黒ぢょかがあり、どっしりした風格を持つこの酒器から同じく黒のグイ呑みに注ぐ焼酎の味は格別なものがある。使い方は水で割った焼酎を黒ぢょかに入れ弱火に直接かけて暖める。