自然に任せよ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 03:49 UTC 版)
「日本女子体育専門学校 (旧制)」の記事における「自然に任せよ」の解説
トクヨは、人間が無病息災に生きるためには「自然に任せればよい」と考えており、個人の生理的欲求はすべて認める立場をとった。「健全なる人間の自然は、何事をも正しく支配する天の声なんです」という言葉が著書『体操通俗講話』にある。 例えば、食事についての考え方を見ると、「好きなものは病的にならない限り、なるべく食べるべき」と述べ、食欲を満足する程度に食べれば、それが適量であると主張した。これは日本の女性にありがちな粗食・小食を戒める言葉でもあった。ただし、体専ではこの理想を実現することはできず、松澤初穂が在籍した頃(1931年 - 1934年)の寄宿舎の食事は麦飯とわずかなおかずのみで、時に醤油かけご飯を食べていたという。
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