脚本の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:42 UTC 版)
映画などの脚本においては、次のように指摘される。すなわち、アメリカの著名なスクリプト・ドクター(英語版)であるリンダ・シーガー(英語版)によれば、最初の転換点までの時間配分が長すぎる (全体の1/4より大幅に多い) 場合、観客の関心を得られないとしている。なぜならば、そのような構成では、三幕構成で言うところの第一幕 (設定) が間延びして退屈なものとなる。反対に、最初の転換点に続く第二幕 (対立) は、短すぎて呆気(あっけ)なくなるためであるという。 最初の転換点とミッドポイント (中間点) を混同する脚本家はアメリカでも多く、そのため、第二幕が映画の中間から始まるという破綻した構成の脚本が出来上がるのだと、シーガーは述べている。
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