紙力増強剤とは? わかりやすく解説

製紙用薬品

(紙力増強剤 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/12 13:06 UTC 版)

製紙用薬品(せいしようやくひん、英語: Papermaking chemicals)とは、製紙工業の製造過程において、効率を高めたり、不良を減らしたり、環境への影響を減らしたりし、また、製品のに強度、光沢、白さ、印刷のしやすさ、風合い、耐水性、難燃性、機能性などの特性や付加価値を与える目的で使用される工業薬品類の総称である。




「製紙用薬品」の続きの解説一覧

紙力増強剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/25 19:11 UTC 版)

製紙用薬品」の記事における「紙力増強剤」の解説

紙力増強剤(strengthening agent)は、製品の紙に強度もたせるために添加される。内添方式(内添法。internal)と表面方式表面法。surface)とがあり、内添のものは湿潤紙力増強剤(wet strengthening agent)と乾燥紙力増強剤(dry strengthening agent)とに分けられる湿潤紙力増強剤は、紙ナプキンティッシュペーパー耐水段ボールなどが、濡れて水分帯びた状態での強度持たせるもので、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン(PAE)、ポリビニルアミン(PVAm)などが用いられる乾燥紙力増強剤は、通常の乾いた状態での紙の強度上げるもので、カチオンデンプンカチオン性や両性ポリアクリルアミドコポリマー使用一般的で、主に板紙段ボール原紙ライナー原紙中芯原紙)などに用いる。表面方式は、印刷を施す白板紙などに用いることが多く、紙の表面変性でんぷんポリアクリルアミドポリビニルアルコールPVA)などを塗布またはスプレー付着させる多層抄き合わせて厚みをもたせる板紙では、層と層の間にスプレーする場合もある。

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紙力増強剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 01:03 UTC 版)

「紙」の記事における「紙力増強剤」の解説

紙の強度高くする。紙が乾いた状態での強さ上げ乾燥紙力増強剤と濡れた状態での強さ上げ湿潤紙力増強剤に分かれる。主にデンプンポリアクリルアミド使われる

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