篠島
島嶼名辞典では1991年10月時点の情報を掲載しています。
篠島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/11 09:39 UTC 版)
篠島（しのじま）は、三河湾に浮かぶ離島。行政上は愛知県知多郡南知多町に属し、全域が三河湾国定公園に含まれる[3]。2015年（平成27年）の国勢調査における人口は1,653人、世帯数は622世帯である[1]。日間賀島・佐久島と合わせて「三河湾三島」または「愛知三島」[4]などと呼ばれる。古くから伊勢神宮との関係が深く、三節祭には干鯛（御幣鯛）の神饌が行なわれる。
注釈
- ^ 離島振興法による指定地域名であり、篠島、日間賀島、佐久島を指す。
- ^ 国土交通省が策定した離島振興計画では、離島を本土近接型と隔絶型に分け、さらに本土近接型を内海型と外海型に分けている。本土との距離が近く、航路の安定性が高く、通勤通学が可能な離島が内海本土近接型離島とされる。
- ^ 造成地の面積は実際に5万坪（=約1.5km2）を超えている。
- ^ 国土地理院発行の1:25,000地形図「佐久島」（平成17年発行）と「伊良湖岬」（平成21年発行）には、木島、小磯島、築見島、中手島、野島、松島、戸亀島、広亀島の名前が記されている。『日本歴史地名大系』に掲載されている属島では大磯島と平島が記されておらず、その代わりに広亀島が記されている。
- ^ なお、池島炭鉱は2001年に閉山となり、2010年代の池島の人口密度は約300人/km2まで急減している。
- ^ 日本の島事典によれば7ヶ月、日本歴史地名大系によれば6ヶ月である。
- ^ なお、通俗的には「愛知三島」ではなく「三河湾三島」と呼ぶことのほうが多い。
- ^ 三河湾三島それぞれに失業中の独身女性が80日間滞在し、それぞれの特技を生かして島の魅力を島外に発信するというキャンペーンである。
- ^ 日間賀島ではタコをモチーフにした「たこみちゃん」が、佐久島では大アサリをモチーフにした「あさりん」がお披露目されている。
出典
- ^ a b c d e f g 篠島・日間賀島の概要 2 両島の概要 (PDF) （2013年6月26日時点のアーカイブ）南知多町、2012年
- ^ a b c d e f g h i j k l m 愛知県離島振興計画 Ⅱ 離島の現況愛知県、2013年
- ^ a b c d e f g ゼンリン (1997)、132頁
- ^ あいちの離島振興 | 愛知県
- ^ a b 日本地誌研究所 (1969)、28頁
- ^ a b c d e f g h i j k l 日本離島センター (2004)、203-205頁「篠島」
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、48頁
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、2頁
- ^ 篠島地区振興基本計画南知多町
- ^ a b c 中日新聞社開発局 (1977)、382頁
- ^ a b c d e f g h i j 平凡社 (1988)、517-518頁
- ^ a b c d e 日外アソシエーツ (1991)
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、25頁
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、28頁
- ^ 「離島航路（パノラマの彼方 明鉄物語第３部：７）」朝日新聞、1998年12月8日朝刊、愛知
- ^ a b 「沖の小島にはヒヒが住んだ（潮騒が聞こえる：９）」朝日新聞、1997年9月18日朝刊、愛知
- ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂委員会 (1989)、643頁
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 篠島・日間賀島の概要 3 各種データ南知多町、2012年
- ^ 日本離島センター (2004)、857頁「人口密度の高い島BEST20」
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 (1989)、642頁
- ^ a b c d e f g 菅田 (1995)、54頁
- ^ 木簡字典 奈良文化財研究所
- ^ 矢野 (1992)、181頁
- ^ スポット案内 其の一 篠島観光協会
- ^ a b 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、17頁
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、15頁
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 (1989)、533頁
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、49頁
- ^ a b 篠島・日間賀島の概要 1 沿革南知多町、2012年
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、51頁
- ^ 「『急ぎすぎ』 美浜・南知多住民投票」朝日新聞、2005年2月28日朝刊、愛知1、27頁
- ^ 「今後の厳しさ強調 美浜町・南知多町合併協解散 2町長会見」朝日新聞、2005年3月4日朝刊、愛知1、27頁
- ^ 離島に来てね 「80日間チャレンジ」女性トリオ抱負中日新聞、2011年9月6日
- ^ 「紡ぐ3島物語 愛知のPR企画、開始1カ月」朝日新聞、2011年10月8日夕刊、１総合、1頁
- ^ 「『島娘』充実の80日間 愛知の3島PR企画、まもなく終了」朝日新聞、2011年12月24日夕刊、1社会、9頁
- ^ 「離島のゆるキャラお披露目 あさりん・たこみちゃん・しらっぴーな、3島PR」朝日新聞、2012年10月4日朝刊、名古屋・1地方、25頁
- ^ a b c d 航路図・時刻表名鉄海上観光船
- ^ a b 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、4頁
- ^ 加藤 (2013)、49頁
- ^ a b c d e f 篠島について 篠島観光協会
- ^ a b c 静岡県教育委員会・愛知県教育委員会 (2003)
- ^ 参考資料1 トラフグ漁獲量 愛知県
- ^ 愛知の離島（資料編）愛知県地域振興課
- ^ 日本地理風俗大系編集委員会 (1959)、187頁
- ^ a b 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、40頁
- ^ a b c 愛知・篠島 伊勢神宮と豊漁の島 壮観、天日干しの鯛日本経済新聞、2011年12月24日
- ^ a b c 1 正月行列・大名行列 篠島の祭礼
- ^ a b 7 祇園祭・野島祭 篠島の祭礼
- ^ a b c 10 おんべ鯛奉納祭 篠島の祭礼
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、7頁
- ^ 矢野 (1992)、179頁
- ^ a b 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、8頁
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、12頁
- ^ a b 上田編 (1988)、120頁
- ^ a b c 上田編 (1988)、121頁
- ^ 上田編 (1988)、121-122頁
- ^ 矢野 (1992)、183頁
- ^ 愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1998)、13頁
- ^ a b “篠島から御幣鯛船 内宮に干鯛奉納”. 伊勢新聞 (2013年9月11日). 2013年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月9日閲覧。
- ^ a b 川口 (2010)、177頁
- ^ a b 川口 (2010)、174頁
- ^ 篠島を知る 篠島の祭礼
[続きの解説]
篠島と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- >> 「篠島」を含む用語の索引
- 篠島のページへのリンク
