管制業務(かんせいぎょうむ)
管制業務は、国土交通省航空局に所属する管制官によって行われる。管制業務とは、航空機に適切な指示を与えて航空機を安全に誘導することである。
航行時には、航空交通管制部というところが管制を行う。航空機は、国土交通省航空交通管制部にあらかじめ飛行計画を提出する。国内の管制空域は、東京・札幌・福岡・那覇の4つに分けられている。航空機は、対象となる航空交通管制部の指示に従って飛行する。
管制官は、無線電話やレーダーなどを使って、航空機同士の安全間隔の設定や気象情報の提供などを行う。航空機の衝突を防止して、航空交通の秩序を維持することが役目である。
管制官は、国土交通省に所属する公務員である。管制官になるためには、国土交通省航空保安大学校に入校して研修を受けなければならない。大卒で6か月間、高卒では2年間の基礎研修を受け、各地の航空交通管制部などで実地訓練を受ける。
最近は、航空交通量は過去より飛躍的に増加している。一方、国家公務員のリストラが進んでいることもあり、管制官の数はさほど増えていない。このため管制官の仕事は、以前よりもはるかに忙しくなっているという声もある。
(2001.02.05更新)
管制業務と同じ種類の言葉
- 管制業務のページへのリンク