算術幾何数列とは? わかりやすく解説

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算術幾何数列

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/03 16:17 UTC 版)

数学における算術幾何数列(さんじゅつきかすうれつ、: suite arithmético-géométrique; : arithmetico–geometric sequence)は、一次の漸化式を満足する数列で、算術数列および幾何数列をともに一般化する[注釈 1]


注釈

  1. ^ 定義により、算術級数は一次の係数が 1 の、幾何級数は定数項が 0 の一次漸化式をそれぞれ持つのであった。

出典

  1. ^ Суконник Я. Н. Арифметико-геометрическая прогрессия // Квант. — 1975. — № 1. — С. 36—39.
  2. ^ J'intègre de Deschamps et Warusfel, tome 1, p. 127.[要文献特定詳細情報]
  3. ^ J.-P. Ramis および A. Warusfel (dir.), Mathématiques : Tout-en-un pour la Licence – niveau 1, Dunod, coll. « Sciences Sup »,‎ , 2e éd. (1re éd. 2006) (lire en ligne), p. 534.


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等差×等比数列

(算術幾何数列 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 02:16 UTC 版)

数学において、算術数列幾何数列項ごとの積によって与えられる、算術–幾何数列 (arithmetico–geometric sequence) は、象徴的に「算術⋅幾何数列」とか「(等差)×(等比)-型の数列」などのようにも呼ばれる。より平易に述べれば、一つの算術×幾何数列の第 n-項は、適当な算術数列の第 n-項と幾何級数の第 n-項の積で与えられる。算術幾何数列は、確率論における期待値の計算など様々な応用において生じる。例えば数列

は分子 () が算術数列を成す成分、分母 () が幾何数列を成す成分となっている算術幾何数列である。


  1. ^ 例えば線形回帰数列の一種で なる漸化式を満足する数列は、算術数列 (a = 1) および幾何数列 (b = 0) を共に一般化する。
  2. ^ 後者の場合で a = d = 0 ならばすべての項が零だから、級数は定数になる
  1. ^ a b c K. F. Riley; M. P. Hobson; S. J. Bence (2010). Mathematical methods for physics and engineering (3rd ed.). Cambridge University Press. p. 118. ISBN 978-0-521-86153-3 


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