第4楽章 レント - アレグロ・モルト(Lento - Allegro molto)
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「交響曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の記事における「第4楽章 レント - アレグロ・モルト(Lento - Allegro molto)」の解説
ヘ短調〜ヘ長調。バスの三連音の鳴動と木管楽器の悲愴な楽句でレントの序奏部で開始する。第1主題は第1楽章の第1主題と関連し2本のクラリネットが軽快に歌い、ヴァイオリンによって激しいクライマックスへ導く。アレグロ・モルトの主部では2つの主題がソナタ形式に基づきながら巧妙に変化していくが、再び激しく高潮してクライマックスに達すると突然休止する。直後に独奏ティンパニが強弱の変化を伴った不思議な音型を奏する(この部分からアダージョ)。この音型は第3楽章におけるトランペットによって吹き鳴らされた音型の反進行形である。弱音器を付けたチェロが第2主題を回想したのち、最後は第1主題と第2主題が組み合わされたコーダによって、トゥッティ(総奏)で華々しく終わる。
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