第1期国定教科書とは? わかりやすく解説

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第1期国定教科書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 23:04 UTC 版)

修身」の記事における「第1期国定教科書」の解説

1904年明治37年使用開始教育勅語以後検定期の教科書比べると、児童の発達段階考慮され各課内容主知的、開明的で、全体基調としては近代的市民的倫理強調されている。しかし、ヘルバルト主義教育論者からは、その内容忠孝主義かつ徳目主義偏っているとの批判がなされ(ヘルバルト主義教育論者は徹底した人物主義教授法により、子どもたち自然に感動させる修身教育目指した)、一方で日本主義論者からは忠孝道徳軽視していると批判された。 尋常科4年間、高等科2年間にわたる教科書において、主要な道徳として示されているものは163あり、内容のおよその割合以下の通り国家に対する道徳 - 2割 公益興産および公民心得など国民の義務に関するものが多い。国体についての道徳は各学年で必ず入っているが、全体の1割に過ぎない人間関係についての道徳 - 4割 博愛・親切・正直・人への迷惑の戒めなど社会性市民倫理主とするものが多い。水夫虎吉アメリカ捕鯨船救われた話(尋常科4年・第18課)や、ナイチンゲール高等科1年・第25・26課)などの外国人取り上げて国際的な博愛取りあげる課もある。高等科2年・第15課「人身の自由」ではリンカーン奴隷解放たたえるなど自由・平等・博愛思想に基づくものもある。 個人の道徳 - 4割 生活規律習慣に関するもの、自主的態度に関するものが多い。学問知識理性尊重などがみられるまた、勤労勤勉」(高等科2年・第25課)では近代的職業倫理重要性示されている。

※この「第1期国定教科書」の解説は、「修身」の解説の一部です。
「第1期国定教科書」を含む「修身」の記事については、「修身」の概要を参照ください。

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