第三部分:閻婆惜殺害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 08:51 UTC 版)
「大宋宣和遺事」の記事における「第三部分:閻婆惜殺害」の解説
晁蓋は宋江に謝礼の金を贈るが、宋江がそれを妾の閻婆借に預ける。宋江は休暇で故郷に帰る途中、漁師の旧友・杜千と張岑から索超という男を紹介され、さきの董平とあわせて4人に梁山濼入りを勧め、晁蓋への紹介状を書く。故郷から鄆城県へ帰ってきた宋江だが、閻婆惜が他の男と寝ていたのを見て怒り、殺してしまう。宋江は捕り手から逃れるため、九天玄女の廟の中に隠れるが、そこで1巻の天書を発見する。その中には李進義や晁蓋ら36名の名前が書いてあり、これらを率いて忠義を尽くせとあった。そこで宋江は朱同・雷横・李逵・戴宗・李海ら9人を伴って梁山泊へ赴くが、すでにこのとき晁蓋は死亡していた。李進義・呉加亮らは天書の話を聞いて運命を悟り、宋江を首領に迎える。その後、魯智深・張横・呼延綽の3人が加入。勢揃いした36人を率い、元帥張叔夜(ちょうしゅくや、中文)に帰順して、方臘の乱を鎮め、節度使に任命された。 この部分は、現行の水滸伝の第20回・21回の宋江の閻婆惜殺しにあたる。なお、元々いた20人に4人加わり9人増え、晁蓋が死んだ後3人加入したので全体で35人となるはずだが、文中では「宋江と36人」と語られている。
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