穿鑿

デジタル大辞泉

せん‐さく【^×穿^×鑿】

読み方：せんさく

［名］(スル)《古くは「せんざく」とも》

１ 穴をうがち掘ること。

２ 細かなところまで根ほり葉ほりたずねること。また、むやみに憶測してとやかく言うこと。「他人の私生活をあれこれと—する」「—家」

３ 綿密にどこまでも調査すること。

「なぜ好きだか、いやだかと—してみると」〈鴎外・阿部一族〉

４ 事の次第。なりゆき。

「合点のいくいかぬはそっちの—」〈浄・忠臣蔵〉

難読語辞典

穿鑿

読み方：センサク（ｓｅｎｓａｋｕ）

穴をあけること

歴史民俗用語辞典

穿鑿

読み方：センサク（ｓｅｎｓａｋｕ）

事柄・問題を微細にわたって究明すること。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

穿鑿

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 05:21 UTC 版)

名詞

穿 鑿（せんさく　古くは「せんざく」とも）

1. 穴を穿つこと。
   • 穿鑿機の音響は遠く息苦しい空気のかなたにある。（宮本百合子 『ロンドン一九二九年』）
2. 細かいところまで立ち入って、根掘り葉掘り尋ね、調べること。
   • 僕も叔父があの時賊軍に加わって、討死をしたから、そんな興味で少しは事実の穿鑿をやって見た事がある。（芥川龍之介 『西郷隆盛』）
3. あれこれ細かく憶測すること。
   • おまえみたいな下劣な穿鑿好きがいるから、私まで、むきになって、こんな無智な愚かな弁明を、まじめな顔して言わなければならなくなるのだ。（太宰治 『俗天使』）

関連語

• 詮索 : 意味2、3の別表記としても使われる

動詞

活用

サ行変格活用

穿鑿-する

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「穿鑿」の例文・使い方・用例・文例

• 人の心中を穿鑿(せんさく)する.
• 彼らは私の過去をあれこれと穿鑿しはじめた.
• 余計な穿鑿はやめてくれ.