積み方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/21 06:41 UTC 版)
水平方向に長辺を並べる布積(ぬのづみ)、矢羽型の間知石を用いて斜めに積む矢羽積(やばねづみ)などがある。 間知石の背後の控え部分には、割石などを詰めて土圧の分散を図るとともに、排水処理として適宜、石の隙間にパイプを配する。 目地にモルタルを充填する場合には練積(ねりづみ)、充填しない場合には空積(からづみ)という。日本の高度成長期以前には熟練の石工が多数存在しており、空積が用いられることが多かった。空積でも控え部分の割石の加減次第で練積並の強固に組み上がることがあり、半世紀以上経っても現存するものも多い。
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積み方(組積法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 05:57 UTC 版)
建築構造としての積み方にはフランドル積み (Flemish Bond)、イギリス積み (English Bond) などがある。 正面から見たときに、一つの列に長手と小口が交互に並んで見えるのがフランドル積み。一つの列は長手、その上の列は小口、その上の列は長手、と重ねてゆくのがイギリス積みである(下図・濃淡は小口と長手の区別のため便宜的につけたもの)。イギリス積みは厳密には角にあたる部分の手前にようかん (Quarter) が入るが、この部分に七五を用いて処理している場合にはオランダ積みと呼ぶこともある)。 日本では、フランドル積みの方がより優美に見えるが、手間がかかり、構造的にはやや弱くなるという説が出されたことからすたれた)。 このほか、長手積み (Stretcher Bond) とは全ての列に長手だけが見えるように重ねる積み方で、小口積み (Header Bond) とは全ての列に小口だけが見えるように重ねる積み方である。歩道などにレンガを敷く時は、市松模様や網代模様も見られる。 表面に化粧煉瓦を置くこともあり、必ずしも躯体が煉瓦積みの構造体ではないもの(鉄筋コンクリート構造体や鉄骨ラーメン構造体など)がある。 小口積み イギリス積み フランドル積み 法律 日本においては、建築基準法施行令、第3章構造強度、第4節組積造 において、建築方法や壁の厚みなどが決められており、2階以上の建物の場合は壁を厚くし、各階に臥梁という鉄筋コンクリートの補強をすることが定められている。
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「積み方」の例文・使い方・用例・文例
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