神話での内容とは? わかりやすく解説

神話での内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 14:54 UTC 版)

長髄彦」の記事における「神話での内容」の解説

登美夜毘売(とみやびめ)、あるいは三炊屋媛(みかしきやひめ)ともいう自らの妹を、天の磐舟河内国河上の哮ヶ峯に降臨しその後大和国鳥見の白庭山移った饒速日命にぎはやひのみこと)の妻とし、仕えるようになる神武天皇浪速青雲の白肩津に到着したのち、孔舎衛坂くさえのさか)で迎え撃ち、このときの戦いで天皇の兄の彦五瀬命は矢に当たって負傷し、後に死亡している。 その後八十梟帥兄磯城討った皇軍と再び戦うことになる。このとき、金色飛んできて、神武天皇弓弭止まり長髄彦の軍は眼が眩み、戦うことができなくなった『日本書紀』神武紀には、この時の様子次のように記している。 皇師みいくさ遂に長髄彦を撃(う)つ。連(しきり)に戦ひて取勝(か)つこと能(あた)はず。時に忽然(たちまち)にして天(ひ)陰(し)けて雨氷(ひさめ)ふる。乃ち金色(こがね)の霊(あや)しき(とび)有りて、飛び来りて皇弓(みゆみ)の弭(はず)に止れり。其の(とび)光(ひか)り曄煜(てりかかや)きて、状(かたち)流電いなびかり)の如し是に由りて長髄彦軍卒(いくさのひとども)、皆迷ひ眩(まぎ)えて、復(また)力(きは)め戦はず。長髄(ながすね)は是(これ)邑(むら)の本(もと)の號(な)なり。因りて亦(また)以て人の名とす。皇軍みいくさ)の、の瑞(みつ)を得るに乃りて、時人ときのひと)仍(よ)りて邑(とびのむら)と號(なづ)く。今鳥見(とみ)と云ふは、是(これ)訛(よこなば)れるなり。 — 岩波日本古典文学大系 ここに長髄の名前が地名由来する記されているが、その一方で鳥見という地名神武天皇由来する記されている。さてその後長髄彦神武天皇に「昔、天つ神の子天の磐船乗って降臨した。名を櫛玉饒速日命という。私の妹の三炊屋媛を娶わせて、可美真手という子も生まれた。ゆえに私は饒速日命を君として仕えている。天つ神の子がどうして二人いようか。どうして天つ神の子であると称して人の土地奪おうとしているのか」とその疑い述べた天皇天つ神の子である証拠として、天の羽羽矢と歩靱を見せ長髄彦恐れ畏まったが、改心することはなかった。そのため、間を取り持つことが無理だ知った饒速日命殺された。

※この「神話での内容」の解説は、「長髄彦」の解説の一部です。
「神話での内容」を含む「長髄彦」の記事については、「長髄彦」の概要を参照ください。

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