神としてのキュクロープス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 06:14 UTC 版)
「キュクロープス」の記事における「神としてのキュクロープス」の解説
天空神ウーラノスと大地母神ガイアの息子たちで、アルゲース(落雷・稲妻)、ステロペース(電光・雷光)、ブロンテース(雷鳴)の3兄弟から構成される。いずれも雷に関連する名前であり、雷の精だったのではないかといわれる。 彼らは父神に嫌われ、兄弟族のヘカトンケイル族とともに奈落タルタロスへ落とされた。弟族のティーターン神の1人クロノスが政権を握ったあとも、久しく拘禁されたままであった。しかし、ティーターノマキアーの時、ゼウスらによって解放される。キュクロープス達はその礼として、ゼウスには雷霆を、ポセイドーンには三叉の銛を、ハーデースには隠れ兜を造った。 以後はヘーパイストスのもとで鍛冶業を続けたといわれる。その一方で、息子アスクレーピオスをゼウスの稲妻で失ったアポローンの八つ当たりを食らい、虐殺されたという悲劇的な異伝もある。
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