白雲と真景帖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 05:34 UTC 版)
「本覚寺 (秋田県美郷町)」の記事における「白雲と真景帖」の解説
詳細は「白雲」を参照 京都東山の生まれと伝わる28世住持の白雲は、江戸幕府の老中松平定信に仕え、陸奥国須賀川の十念寺で修行した江戸時代の画僧である。南画にすぐれ、詩書を能くして陽明学を奉ずる儒学者でもあった。享和2年(1802年)に定信の菩提寺である陸奥国白河の常宣寺第22世住持となり、定信の著作『集古十種』の材料の踏査や写生に師の谷文晁とともに従事し、数々の名画をのこした。この間、白雲は各地の風景を、秋田蘭画とはまた異なる須賀川派洋風画の手法を用いて写生したが、これが六郷本覚寺所蔵の「真景帖」である。白雲は文化10年(1813年)に六郷本覚寺住職となり、晩年の12年をこの寺で過ごした。
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