男爵領とは? わかりやすく解説

男爵

(男爵領 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 22:23 UTC 版)

男爵(だんしゃく、: baron)は、爵位の一つである。近代日本で用いられ、子爵の下位に相当する[1]。ヨーロッパ諸国の最下位の貴族称号の日本語にも用いられ、イギリスbaronの訳にはこの語が用いられる。なお、イギリスには男爵の下位に準男爵という世襲称号があるが、準男爵は貴族ではなく平民である[2]


注釈

  1. ^ a b c d e f 後に子爵に陞爵。
  2. ^ 交代寄合ではないが、高家旗本の大沢家も3550石(実高5485石)の家禄を1万6石に「高直し」したことを政府に申告して堀江藩を立藩し華族に列していたが、明治4年に大沢家が増えたと主張していた4521石は浜名湖の水面だったことが発覚。大沢家は「浜名湖では魚が採れる」と弁明したが、認められず同年11月29日に華族の身分を剥奪されて士族に落とされ、当主大沢基寿は禁固1年、関与した3人の家臣が禁固1年半に処された[31]
  3. ^ 明治27年に爵位返上
  4. ^ 具体的には志水家(旧尾張藩家老)、山野辺家(旧水戸藩家老)、久野家(旧紀州藩家老)、横山分家(旧加賀藩家老)、本多分家(同)、登米伊達家(旧仙台藩一門)、亘理家(同)、石川家(同藩家老)、留守家(同)、茂庭家(同)、須古鍋島家(旧佐賀藩一門)、村田家(同)、神代家(同)の13家[35]
  5. ^ 明治維新後に僧侶の妻帯は自由とされたが、それ以前には「無戒」の立場が広く公認された真宗を除き、具足戒により僧侶が公に妻子を持つことはできなかった。

出典

  1. ^ 新村出広辞苑 第六版』(岩波書店2011年)1774頁および松村明編『大辞林 第三版』(三省堂2006年) 1589頁参照。
  2. ^ 小川賢治 2009, p. 90.
  3. ^ 小田部雄次 2006, p. 13-18.
  4. ^ 小田部雄次 2006, p. 21.
  5. ^ 浅見雅男 1994, p. 71-76.
  6. ^ 小田部雄次 2006, p. 26.
  7. ^ 小田部雄次 2006, p. 30.
  8. ^ 百瀬孝 1990, p. 242.
  9. ^ a b 小田部雄次 2006, p. 56.
  10. ^ 小田部雄次 2006, p. 56/124-126.
  11. ^ a b 小田部雄次 2006, p. 126-127.
  12. ^ 小田部雄次 2006, p. 56/128-129.
  13. ^ 百瀬孝 1990, p. 243-244.
  14. ^ a b c 百瀬孝 1990, p. 243.
  15. ^ a b c d e f 百瀬孝 1990, p. 244.
  16. ^ a b 浅見雅男 1994, pp. 57–58.
  17. ^ 百瀬孝 1990, p. 37.
  18. ^ 百瀬孝, 1990 & p37-38.
  19. ^ 百瀬孝, 1990 & p37/38/243.
  20. ^ 小田部雄次 2006, p. 195-196.
  21. ^ 小田部雄次 2006, p. 45.
  22. ^ 浅見雅男 1994, p. 116.
  23. ^ 百瀬孝 1990, p. 38.
  24. ^ 小田部雄次 2006, p. 184/191-195.
  25. ^ 小田部雄次 2006, p. 198.
  26. ^ a b 浅見雅男 1994, p. 54.
  27. ^ 浅見雅男 1994, p. 12.
  28. ^ 大辞林 第三版 奈良華族 (コトバンク)
  29. ^ a b 浅見雅男 1994, p. 43.
  30. ^ 浅見雅男 1994, p. 37-38.
  31. ^ 浅見雅男 1994, p. 39.
  32. ^ a b 浅見雅男 1994, p. 36.
  33. ^ 浅見雅男 1994, p. 36/262.
  34. ^ a b 松田敬之 2015, p. 68.
  35. ^ a b c 松田敬之 2015, p. 15.
  36. ^ 浅見雅男 1994, p. 60.
  37. ^ 浅見雅男 1994, p. 58.
  38. ^ 小田部雄次 2006, p. 349-363.
  39. ^ 小田部雄次 2006, p. 352.
  40. ^ 小田部雄次 2006, p. 322-364.
  41. ^ 浅見雅男 1994, p. 149.
  42. ^ 小田部雄次 2006, p. 346.
  43. ^ a b 小田部雄次 2006, p. 162.
  44. ^ 小田部雄次 2006, p. 163/166.
  45. ^ 小田部雄次 2006, p. 170-171.
  46. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 2-3.
  47. ^ a b 石黒ひさ子 2006, p. 3.
  48. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 5.
  49. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 4.
  50. ^ 石黒ひさ子 2006, p. 6.
  51. ^ a b 石黒ひさ子 2006, p. 9.
  52. ^ 袴田郁一 2014, p. 86-87.
  53. ^ 袴田郁一 2014, p. 95.
  54. ^ 今堀誠二, p. 422-423.
  55. ^ 近藤申一 1970, p. 161-163.
  56. ^ a b 中村英勝 1959, p. 51.
  57. ^ a b c 近藤申一 1970, p. 164.
  58. ^ Heraldic Media Limited. “The Peerage of Scotland” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年3月4日閲覧。
  59. ^ Heraldic Media Limited. “Lords of Scotland” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年2月21日閲覧。
  60. ^ 松村赳 & 富田虎男 2000, p. 420.
  61. ^ 田中亮三 2009, p. 61.
  62. ^ a b 坂東省次 2013, p. 68.
  63. ^ a b c d e f g Noble Titles in Spain and Spanish Grandees
  64. ^ 関哲行, 中塚次郎 & 立石博高 2008, p. 315.
  65. ^ a b 関哲行, 中塚次郎 & 立石博高 2008, p. 370.
  66. ^ https://www.boe.es/datos/pdfs/BOE//1931/153/A01122-01123.pdf
  67. ^ https://www.boe.es/buscar/act.php?id=BOE-A-1948-3512
  68. ^ “バッハ会長は「ぼったくり男爵」米紙がIOC批判”. テレビ朝日. (2021年5月7日). https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000215349.html 2021年7月24日閲覧。 



男爵領

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セズレーニュ男爵領幻炎第二艦隊参謀長トリール准提督所領

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