田楽とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/16 01:53 UTC 版)
田楽とは、元々田植えに際してそれを囃した民間芸能が、平安時代に唐から渡来した散楽系の曲芸的な技を受け入れて専業化したものとされる。猿楽とは互いに影響を与え合い、猿楽能、田楽能としてともに「能」の名で呼ばれた。猿楽より早く、芸能集団としての「座」を組織し、南北朝期には京都白川の本座(一忠など)、奈良の新座(喜阿弥、増阿弥など)が知られていた。 南北朝期、田楽能は猿楽を圧倒して最盛期を迎える。北条高時の田楽狂いは『太平記』において克明に描写されて有名だが、そんな時代を担った名人が一忠であった。
※この「田楽とは」の解説は、「一忠」の解説の一部です。
「田楽とは」を含む「一忠」の記事については、「一忠」の概要を参照ください。
- 田楽とはのページへのリンク