環状盛土遺構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 15:26 UTC 版)
寺野東遺跡の環状盛土遺構は、南北直径約165mの巨大なドーナツのような形に盛られた遺構である。盛土に使われた土は内側をけずった土で、最も高いところで約2mの高さまで盛られている。盛土は現在、4つの部分が残っており、4つとも真っ赤な焼土層と盛り土が交互に層になっている。これは、多年にわたって火を焚く行事が繰り返し行われた結果形成されたものと考えられる。遺物として、土製の耳飾りや土偶など非日常的遺物が多いことと併せて考えると、縄文時代の呪術的祭祀の場であったと推測される。
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