王安石とは? わかりやすく解説

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おう‐あんせき〔ワウ‐〕【王安石】

読み方:おうあんせき

[1021〜1086]中国北宋政治家文学者臨川江西省)の人。字(あざな)は介甫(かいほ)。神宗信任得て宰相となり、青苗(せいびょう)法など多く新法実施したが、旧法党反対にあって辞職した唐宋八家一人


王安石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 04:08 UTC 版)

王 安石(おう あんせき、拼音: Wáng Ānshí天禧5年11月12日1021年12月18日)- 元祐元年4月6日1086年5月21日))は、北宋政治家思想家詩人文学者介甫。号は半山。撫州臨川県の人。新法党の領袖。神宗の政治顧問となり、制置三司条例司を設置して新法を実施し、政治改革に乗り出す。文章家としても有名で、仁宗上奏した「万言書」は名文として称えられ、唐宋八大家の一人に数えられる。また詩人としても有名である。儒教史上、新学(荊公新学)の創始者であり、『周礼』『詩経』『書経』に対する注釈書『三経新義』を作り、学官に立てた。


  1. ^ 张祥浩, 魏福明 (2006) (中国語). 王安石評傳. Beijing Book Co. Inc.. p. 44. https://books.google.co.jp/books?id=en-jDwAAQBAJ&lpg=PA1&hl=ja&pg=PT44#v=onepage&q&f=false 2021年5月14日閲覧。 
  2. ^ 吾妻重二『宋代思想の研究』(新)関西大学出版部〈遊文舎〉、2009年3月18日、74頁。ISBN 978-4-87354-468-7 
  3. ^ 吾妻重二『宋代思想の研究』(新)関西大学出版部〈遊文舎〉、2009年3月18日、79頁。ISBN 978-4-87354-468-7 
  4. ^ 何忠礼:《宋代政治史》, p.174
  5. ^ 神田豊穂「王安石の思想」『大思想エンサイクロペヂア』春秋社、1927年、17頁https://books.google.co.jp/books?id=O-Etvzul03QC&hl=ja&pg=PP27#v=onepage2021年5月14日閲覧 
  6. ^ 渡辺秀方「第二節 性説」『支那哲学史概論』早稲田大学出版部、1924年、498-499頁https://books.google.co.jp/books?id=mhymcE9idr0C&pg=PP538#v=onepage2021年5月14日閲覧 
  7. ^ 例えば北宋末の方勺は「王直方は、王安石に『濃緑万枝紅一点、動人春色不須多』という句があるとする。陳正敏は『これは唐人の作であって王安石のものではない』とする」と指摘する(『泊宅編』巻1)。『全唐詩』巻796も『泊宅編』を引用した上で佚句として紹介する。なお、「一点紅」は石榴を指す。
  8. ^ 来原慶助 (1928). “(12) 家庭の人としての王安石”. 東洋政治経済思想淵源. 平凡社. p. 389. https://books.google.co.jp/books?id=cAmzkUoVWssC&newbks=ja&pg=PA389#v=onepage&q&f=false 2021年5月14日閲覧. "安石が剛愎にして非を遂げし逸話の史乗に散見するもの蓋し一にして足らないが、その大概は反安石派の系統を辿れる人物の筆に成つたもので幾んど信を措くに足らない。彼れの画像もまたその通りで、往々にして𡸴悪の相貌に描き成されしものを見るのであるが、これとてもあてにならないことおびただしい。" 


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