狂言共同社
狂言共同社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 07:12 UTC 版)
詳細は「狂言共同社」を参照 明治維新の折、宗家が東京へ移住した後に、名古屋に居残った弟子が芸系保持のため、1891年に結成した会派。旧宗家が断絶してしまった現在においては、山脇和泉派の芸系を引く唯一の会派でもある(ただし一部には同じく名古屋を本拠としていた野村又三郎派の芸系をも交える)。名古屋の和泉流狂言師には、別に生業を持つ手猿楽的な役者が多かったため、比較的ゆるやかなつながりで開明的な傾向を持っている。 初期の代表的な役者に初代井上菊次郎や狂言画で有名な伊勢門水がおり、現在では井上家の子孫である井上菊次郎(四代目)が中心となっている。芸風はあかるくやわらかみのつよい華やかなものである。
※この「狂言共同社」の解説は、「和泉流」の解説の一部です。
「狂言共同社」を含む「和泉流」の記事については、「和泉流」の概要を参照ください。
- 狂言共同社のページへのリンク