爆裂聖飢魔IIと海外公演
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 15:02 UTC 版)
「聖飢魔II」の記事における「爆裂聖飢魔IIと海外公演」の解説
1990年、「白い奇蹟」に続きバラード小教典「BAD AGAIN 〜美しき反逆〜」を発布し、TV CMでも使われた。同年、アルバム『有害』をリリースする。バラードが2曲続いた反動でハードロック路線の教典となった。プロモーションビデオは香港で撮影された。宣伝ポスターはスラム的風景が広がる九龍城において撮影されたものが使用され、初期の悪魔的世界観への回帰を感じさせた。1991年夏、期間限定のバンド爆裂聖飢魔IIとしてシングル「夏休み」をリリースする。爆裂聖飢魔IIのメンバー名の頭には「爆裂」が付き、衣装は蛍光色を用いた派手なものだった。爆裂聖飢魔IIとして『ミュージックステーション』に出演した際にはデーモン閣下が「爆裂聖飢魔IIだ」を連呼し普段と違うことを強調した。結局、爆裂聖飢魔IIとしてのリリースはこの1枚だけだったが、デーモン閣下はこの時の衣装を解散後にもよく使用している。さらには、映画主題歌となった「赤い玉の伝説」をリリースし、ヒットを記録する。また同年、初の海外公演としてニューヨーク、ロンドン、セビリアにおいてもミサを行い、うちロンドンとスペイン公演は、活動絵巻教典(いわゆるVHS,DVD)『実録!欧州非常事態宣言』に、ロンドン公演だけは大教典『LIVE! BLACKMASS IN LONDON』に収められている。なお、MCや歌詞の一部は、現地の言葉による。このライブがきっかけで、アメリカのレーベルからオファーが来たが、そのプロダクションが倒産してしまったため、この話は流れた。この前後には、構成員全員が毎週レギュラー出演するラジオ番組『聖飢魔IIの電波帝国』の放送がスタートしている(文化放送制作)。
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