無機系難燃剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 09:01 UTC 版)
アンチモン化合物 臭素化合物など、ハロゲン化合物の難燃性を高める助剤として、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンが用いられる。三酸化アンチモンは合成樹脂、合成ゴムにハロゲン化合物と共に練り込んで添加される。五酸化アンチモンは繊維、紙へ塗布し、防炎性を与えるのにも用いられる。 金属水酸化物 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなど。 2 Al ( OH ) 3 ⟶ Al 2 O 3 + H 2 O {\displaystyle {\ce {2Al(OH)3 -> Al2O3 + H2O}}} Mg ( OH ) 2 ⟶ MgO + H 2 O {\displaystyle {\ce {Mg(OH)2 -> MgO + H2O}}} 窒素化合物 メラミンシアヌレートなど。 ホウ素化合物 ベストボロン、ソウファなど。 上記のほか、作用の面から添加型難燃剤と反応型難燃剤に分けて呼ばれることもある。
※この「無機系難燃剤」の解説は、「難燃剤」の解説の一部です。
「無機系難燃剤」を含む「難燃剤」の記事については、「難燃剤」の概要を参照ください。
- 無機系難燃剤のページへのリンク