無外如大とは? わかりやすく解説

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無外如大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 00:30 UTC 版)

無外如大(むがいにょだい、貞応2年(1223年)? - 永仁6年(1298年)?)は、鎌倉時代後期の禅宗尼僧無学祖元のもとで学び、また尼五山第一である景愛寺の開祖となった[1][2]。中世・近世を通じて女性の高僧と評されて多くの伝承が伝わるが、その生涯については不明な点が多い[3][4][5]。また俗名を千代野と伝える伝承があり、時に安達千代野と同一視されるが、別人とする説が有力[2][5]。また、号は無着とする伝承もあるが[6]、無外如大伝承の混乱は別人の無着と混同されたことが原因とする説もある[7]。本記事では、無着は無外如大と別人の名前として記す。


注釈

  1. ^ 別史料では、金沢顕時と記すものが多い[7]
  2. ^ 山家は、無外如大の別号が無着と記される点については、鎌倉時代の史料『仏光国師語録』の記述からも推測できるため、誤記とは断定できないとし、そのために同号の別人の伝承が混同されたと推測している[10]。なお、14世紀の史料によると別人の無着も無学祖元の弟子と伝わっている[11]
  3. ^ また『資寿院置文』には、無着の娘が足利貞氏に嫁いだと記されるが、これも無外如大の伝承として伝わる事もある[11][10]
  4. ^ 無学祖元の没年は弘安9年(1286年)[1]
  5. ^ 玄海大姉や成道大姉など[16]
  6. ^ 関市春日神社の別当寺[20]

出典



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