湾内と沿岸の地勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:07 UTC 版)
洞海湾に直接注ぐ一級河川は存在しないものの、江川や、堀川がそれぞれ遠賀川に通じている。洞海湾の沿岸部は北九州工業地帯ならびに北九州港の一郭で、大規模工場が隣接して立地する工業地帯である。沿岸部の八幡周辺は1901年の官営八幡製鐵所(現・日本製鉄九州製鉄所八幡地区)の操業を契機として工業が発達し、沿岸部は大半が埋め立てられ、工業用地・港湾として利用されている。埋め立て以前の海岸線は、おおよそJR鹿児島本線および筑豊本線に囲まれた部分まであった。ただ、いずれにしても閉鎖性の高い水域である。 現在の洞海湾はほとんどが人工海岸だが、ごく一部に砂浜(八幡東区かつら島)や干潟(八幡西区洞北町)が残っている。また、若松区南二島4丁目の護岸沿いにおいて、干潟再生のための実験が行なわれている。
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