流れ潅頂

デジタル大辞泉

ながれ‐かんじょう〔‐クワンヂヤウ〕【流れ^×灌頂】

読み方：ながれかんじょう

出産で死んだ女性の霊をとむらうために、橋畔や水辺に棒を立てて赤い布を張り、通行人に水をかけてもらう習俗。布の色があせると亡霊が成仏できるという。地方によっては水死者のためなどにも行い、供養の仕方にも違いがある。

歴史民俗用語辞典

流れ灌頂

読み方：ナガレカンジョウ（ｎａｇａｒｅｋａｎｊｏｕ）

主として水死者や死亡した妊産婦の回向や、また魚類などの供養のために行う仏事。

別名 流水灌頂

世界宗教用語大事典

ながれかんじょう 【流れ灌頂】

灌頂の幡や塔婆を川や海に流して、水死者・難産死の婦人・無縁仏などに供養する行事。川施餓鬼とも。本来は魚類供養のためのもの。また赤布や経文を書いた布を川に晒し、色や字があせれば成仏したとする民間信仰もあり、「洗い晒し」という。→ 灌頂

短編小説作品名辞典

流れ灌頂

作者峰隆一郎

収載図書剣鬼情炎
出版社広済堂出版
刊行年月1993.1
シリーズ名広済堂文庫

収載図書流れ灌頂
出版社集英社
刊行年月1998.12
シリーズ名集英社文庫

収載図書剣光、閃く!―問題小説傑作選 4 剣戟小説篇
出版社徳間書店
刊行年月1999.11
シリーズ名徳間文庫

流れ灌頂

作者宇江佐真理

収載図書斬られ権佐
出版社集英社
刊行年月2002.5

収載図書斬られ権佐
出版社集英社
刊行年月2005.4
シリーズ名集英社文庫