江ノ島鎌倉観光1000形電車
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江ノ島鎌倉観光1000形電車(えのしまかまくらかんこう1000がたでんしゃ)は、江ノ島鎌倉観光(現・江ノ島電鉄)が1979年から導入した電車である。
編成 | 1001編成 1002編成 | 1101編成 | 1201編成 | 1501編成 1502編成 | |
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車号 | 1001-1051号車 1002-1052号車 | 1101-1151号車 | 1201-1251号車 | 1501-1551号車 1502-1552号車 | |
軌間 | 1067 mm | ||||
電化方式 | 直流600 V架空線式 | ||||
車軸配置 | Bo'2'Bo' | ||||
全長 | 25400 mm | ||||
全幅 | 2450 mm | ||||
車体幅 | 2400 mm | ||||
全高 | 3900 mm | ||||
屋根高 | 3400 mm | ||||
床面高 | 1070 mm | ||||
台車中心間距離 | 9500 mm × 2 | ||||
固定軸距 | 1600 mm | 1650 mm | |||
車輪径 | 860 mm | ||||
動台車 | 方式 | コイルばね横剛性式鋼板溶接ペデスタル台車 | |||
形式 | TS-819 | TS-819A | TS-830 | ||
基礎ブレーキ装置 | 踏面・合成制輪子 | 踏面・合成/鋳鉄制輪子 | |||
従台車 | 方式 | コイルばね横剛性式鋼板溶接ペデスタル台車 | |||
形式 | TS-820 | TS-820A | TS-831 | ||
基礎ブレーキ装置 | 踏面・合成制輪子 | ディスク・合成ライニング | |||
自重 | 36.3 t[注 2] | 37.7 t[注 2] | 39.3 t | 41.8 t | |
定員(うち座席) | 160(72)名[注 3] | ||||
主制御装置 | 方式 | 電動カム軸式抵抗制御方式 | 電動カム軸式抵抗制御方式弱界磁制御付 | ||
形式 | AC-M450-778A-M | ACDF-M450-789A-M | |||
制御段数 | 直列10段、並列8段 | 直列11段、並列8段、弱め界磁2段 発電制動19段 | |||
主電動機 | 方式 | 直流直巻整流子電動機 | |||
形式 | TDK5610-A | TDK8005-A | |||
定格出力×台数 | 50.0kW×4 | ||||
駆動装置 | 方式 | 吊り掛け駆動方式 | たわみ板中空軸平行カルダン駆動方式 | ||
形式 | KD110-A-M | ||||
歯車比 | 5.27 | 6.31 | |||
ブレーキ装置 | 方式 | 空気ブレーキ | 空気ブレーキ/発電ブレーキ | ||
空気ブレーキ形式 | 全電気指令式HRD-1 | 全電気指令式HRD-1D | |||
ブレーキ段数 | 常用5段+非常/保安[注 4] | 常用7段+非常/保安 | |||
補助電源装置 | 方式 | 電動発電機[注 5] | 静止型インバータ | ||
形式 | TDK3510-A[注 6] | RG403-A-M[注 7] | RG403-A1-M | ||
定格出力 | 7 kVA[注 8] | 10 kVA | |||
電動空気圧縮機×台数 | DH-25D×2[注 9] | HB1200S×1 | |||
冷房装置 | 形式 | - [注 10] | CU77AE1[注 11] | ||
容量×台数 | - [注 12] | 24.4 kW×2 | |||
暖房装置 | 形式 | 客室HS62 乗務員室SH61 | |||
容量×台数 | 客室600 W×24 乗務員室750 W×2 | ||||
性能 | 均衡速度 | 50 km/h | 60 km/h | ||
最高運転速度 | 45 km/h | ||||
加減速度 | 加速度0.56 m/s2 減速度 常用最大0.97 m/s2 非常1.11 m/s2 応荷重装置付 加減速度とも乗車率0-250%で一定 | ||||
注釈
- ^ 増備途中の1981年に江ノ島鎌倉観光より改称。
- ^ 全席ロングシートの通勤形電車および、中小私鉄の車両が本賞を受賞したのは本形式が最初である
- ^ この計画中に軌道の重量化、電車線のシンプルカテナリー化、ATSの設置などが実施または計画されている。
- ^ E型中継弁(産業技術史資料データベース)
- ^ 西岸が鉄道ファンであると同時に、双葉社の『まんがタウン』誌に西岸が連載している漫画『鎌倉ものがたり』のファンが江ノ島電鉄の社員にいたこともあって実現したもの。
- ^ 1201編成以降は補助送風機としてラインデリアが標準装備となり、1001・1002編成も冷房装置設置改造時に首振り式扇風機を撤去してラインデリアを装備されたため、最後まで非冷房で残っていた初代500形の廃車後は江ノ電で唯一客室に首振り式扇風機を装備する編成になった
- ^ 当初は28日からの予定であった。
- ^ 当時は直射日光対策として運転士は必要に応じサングラスを着用して運転していた
- ^ 散水装置は車体先頭部床下に各200 lの水タンクを搭載して運転台からの操作により散水するもの、レール塗油装置は曲線を検知し、曲線半径に応じて外軌側レールと内軌側ガードレールもしくは外軌側レールに塗油を行うもの
- ^ これに伴い、1002編成が嵐電カラーに変更されている。
出典
- ^ 『江ノ電の100年』 p.169-174
- ^ 『江ノ電の100年』 p.231-233
- ^ 『江ノ電1000』 p.2
- ^ 『江ノ島鎌倉観光1000系』 p.3
- ^ 参考文献記載の江ノ島電鉄発行の各文献による
- ^ 『江ノ島鎌倉観光1000系』 p.28
- ^ a b c d 『江ノ電の100年』 p.234
- ^ 『江ノ電1000形』 p.2
- ^ 『江ノ電の100年』 p.233
- ^ 『江ノ電1000形 p.5
- ^ 『江ノ島鎌倉観光1000系』 p.15
- ^ a b 『江ノ電の100年』 p.318-319
- ^ 「1000形30th記念撮影会」の開催について
- ^ 江ノ電1000形1001編成、新標準色に戻る
- ^ 【江ノ電】1000形1001号 更新出場
- ^ 江ノ島ラッピング電車「パイレーツ号」運転(railf.jp)
- ^ 江ノ電に3代目「SKIP号」が登場(railf.jp)
- ^ 江ノ島電鉄「スキップえのんくん号」運行開始(railf.jp)
- ^ 【江ノ電】1100形1101号 更新出場
- ^ 麦わらの一味 日本上陸 鎌倉ジャック!!
- ^ 江ノ電1200形がシングルアームパンタグラフに
- ^ 『江ノ電1501』 p.1
- ^ a b 『江ノ電1501』 p.3
- ^ 『江ノ電1501』 p.6
- ^ 『江ノ電1000』 p.3
- ^ 『私鉄車輛シリーズ① 江ノ電』 p.42
- ^ 江ノ島電鉄:インフォメーション-SKIP号
- ^ 江ノ電1000形1501編成「サンライン号」復活
- ^ 江ノ島1000形に京福カラー編成が登場
- ^ 江ノ電「リバイバルサンライン号」の運転終了
- ^ 江ノ電1000形1501編成が車体更新工事を終え運用復帰
- ^ 【江ノ電】1500形1501号 更新出場
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