氷底湖
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氷底湖(ひょうていこ、英: subglacial lake)は、氷河の下、一般的には氷冠か氷床の下にある湖である。その数は多い。2010年の時点で分かっている氷底湖の内、一番大きいのは南極大陸にあるボストーク湖である。日本においてはその他、氷河底湖、氷床底湖、氷河下湖、氷床下湖、氷床湖、氷下湖、などとも呼ばれる。
- ^ Michael Marshall (14 September 2009). “Antarctica's hidden plumbing revealed”. New Scientist (2725) 2010年10月14日閲覧。.
- ^ “南極の氷の下に岩を食べる細菌 米チームが確認”. 47NEWS. 共同通信. (2014年8月21日). オリジナルの2015年6月30日時点におけるアーカイブ。 2021年9月3日閲覧。
- ^ a b Erlingsson, U., (2006). Lake Vostok behaves like a ‘captured lake’ and may be near to creating an Antarctic jökulhlaup. Geogr, Ann., 88A (1): 1–7.
氷底湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 09:13 UTC 版)
ESAのマーズ・エクスプレスのMARSISレーダーによる観測結果から、アウストラレ高原の南緯81° 東経193° / 南緯81度 東経193度 / -81; 193付近の氷床の地下1.5 kmの深さに、幅20 kmに渡って液体の水の湖(氷底湖)が存在するとの研究結果が報告されている。氷床底部は約-68 ℃と極めて低温ながら、水には大量の塩類が溶解しているために凝固点降下が起こり、液体の状態を保っているのではないかとも言われている。しかし、波長の異なるマーズ・リコネッサンス・オービターのSHARADレーダーでは発見できなかったことから、水で飽和した堆積物(泥)の形をとっている可能性も指摘されている。
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