毘那夜迦王と扇那夜迦王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:34 UTC 版)
善無畏訳『大聖歓喜双身大自在天毘那夜迦王帰依念誦供養法』は双身歓喜天像の由来以下のように説く。 摩醯首羅大自在天王の妻・烏摩女は3,000の子をもうけた。左から生まれた1,500の子は毘那夜迦王を長子とし、あらゆる悪事を働いた。いっぽう扇那夜迦持善天(せんなやかじぜんてん、梵:Senanāyaka、セナナーヤカ / Senāyaka、セナーヤカ)を長とする右の1,500の子は善行を修めた。観音菩薩の化身であった扇那夜迦王は、毘那夜迦王の悪行を鎮めるために最初はその兄弟となり、そして次に女天として毘那夜迦王と夫婦となって、「相抱同体」の形を示現せしめたという。
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