古正阿弥鍔

刀装具の世界

古正阿弥・正阿弥 鍔

古正阿弥鍔とは桃山時代を遡る製作となる正阿弥鍔を総称しての呼称。阿弥とは室町時代に将軍に近侍して文化、芸術面で秀でた才能を発揮し、美術工芸品の鑑定の他、芸能、茶事、などの諸芸の発展にも寄与した僧体の者に対する名称である。正阿弥の他、観阿弥、世阿弥、能阿弥などが知られている。身分の低い者でも僧体であれ貴族階級との交流が可能であるため、盛んにこの「某 阿弥」が用いられた。
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