モンポウ:歌と踊り 第8番
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モンポウ:歌と踊り 第8番 | Canciones y danzas | 作曲年: 1946年 出版年: 1947年 初版出版地/出版社: Editora nacional |
作品解説
1946年に作曲された、翌年、ピアニストのリカルド・ビーニェスの追悼に出版された。 標準演奏時間は4分。『歌』はモデラート・カンタービレ・コン・センティメント。4分の3拍子、ト短調。ヨーロッパでよく知られている〈アメリアの遺言〉という民謡がもとになっている。3拍子のゆれるような伴奏にのせて歌われる旋律は、死の淵にたたされた王女アメリアの悲しみか。最後の力を底からふりしぼるようなfのクライマックスにむけて音楽はすすみ、最後は力尽きるように消えていく。
『踊り』はト長調、4分の3拍子。貧しい娘の恋のはじまりを歌ったカタルーニャの民謡〈糸を紡ぐ娘〉がもとになっている。優しくも、心の弾みが感じられるような愛らしい旋律が魅力的だ。中音域で心の声を歌うような部分と、高音域で華やぐように歌う部分を効果的に弾き分けると面白い。
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