権利の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/04 17:19 UTC 版)
ローマ市民権を持つローマ市民と市民権を持たない外国人(ペレグリヌス, peregrinus)との中間にある権利で、この権利を有するものはコンメルキウム、コヌビウム、ユス・ミグラティオニスの三権利が保障された。 コンメルキウム (commercium) ラティウムのいかなる都市での土地の購入、市民同士の契約が法的拘束力を持つ。 コヌビウム (conubium) ラティウムのいかなる都市のいかなる市民も互いに婚姻できる。 ユス・ミグラティオニス (ius migrationis) ラティウム内のいかなる都市においても、その地に住む事によってその都市の市民権を得る事ができる。 またラテン市民権を有する者はローマ法の保護下にあると法的にみなされたが、ローマのケントゥリア民会で公職を投票する参政権はこの権利が行使されうる範囲外にあった。
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