枯木又龍王尊と正眼寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 04:12 UTC 版)
「正眼寺 (南魚沼市)」の記事における「枯木又龍王尊と正眼寺」の解説
新潟県十日町市枯木又の龍王尊には以下のような伝説がある(「龍王伝説 龍王池」妻有の民話研究会編を要約)。 社の下、龍王池の辺りに大きな欅の木がありました。今から300年ほど昔、南魚沼郡の正眼寺がお寺を建てるときのこと、龍王池の欅ほど立派なものが見当たらず、タタリを怖がる村人たちを説き伏せて、木挽きが木を伐ろうとするのですが、何回鋸を入れても夜が明けると木は元通りになっていました、そこで一気に伐り倒して運び出し、南魚沼の正眼寺の建立の用材として役だてました。 ところが、お寺が出来上ったのですが、毎夜、夜更けになると、ミシミシとお寺が鳴ります。住職が出てみると大きな龍が寺を七回り半も巻き付いて締めつけていました。腰が抜けるほど驚いきましたが、気丈な和尚さんは大蛇に向かって、「龍王様に無断で木を切ったのはまことに申し訳ない。その代わり龍王様に八大龍王大権現の称号を差し上げて、お祭りを欠かさないから。」と詫びました。すると今までお寺に巻き付いていた大蛇は、煙のごとく消えてしまいました。和尚さんは早速石のほこらを建て、上州から偉いお坊さんを招いて、龍王様を供養をしたので、それからは変わったことが起きなくなったということです。またこの話を聞いた村の人々は、池の辺りにお堂を建てて供養をしました。毎年9月14日には、龍王様の祭りをして龍の魂をしずめています。(後略) 正眼寺では現在[いつ?]でも新緑の頃に龍王尊を参拝している。
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