東武5700系電車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > 列車 > 東武鉄道の電車 > 東武5700系電車の意味・解説 

東武5700系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 14:30 UTC 版)

東武5700系電車(とうぶ5700けいでんしゃ)は、かつて東武鉄道に在籍していた車両特急用として製造され、後に急行快速向けとなったが、廃車となるまで40年の長期にわたって優等列車に使用され続けた。


注釈

  1. ^ a b 端子電圧750V時1時間定格出力110kW/1,188rpm(全界磁)。
  2. ^ 最大寸法は全長18,700mm、全幅2,840mm、全高4,160mmとなる。
  3. ^ 近畿日本鉄道では現行最新の22600・16600系に至るまで、一般床構造の特急車では基本的なレイアウトは長く変更されていない。また、特殊構造の10100系や運用が限定される2100026000系などでも編成の増解結が考慮されており、需要に応じ特急列車の編成増減を機動的に実施する運用方針は首尾一貫している。
  4. ^ なお、東武鉄道はその後1710系まで2両固定編成を最小単位として、それを複数連結して複数の方面へ向かう特急列車を分割併合する、現在の6050系による快速系統の列車に近い運用形態を採り続け、長大な固定編成を指向する小田急電鉄と、同一方面向け列車であってさえ必要に応じて増減車を迅速に実施する近畿日本鉄道の中間に位置する方針を示していた。だが、1720系以降は接客設備のグレードアップの要請もあって一旦は小田急電鉄と同様の方針に転じた。その後2016年度落成の500系より、一部列車のみではあるが、また最小単位が3両編成となったが、再び1710系以前の分割併合により乗客ニーズに細かく対応する方針を復活させている。また、小田急電鉄も1996年の30000形登場以降は分割併合により乗客ニーズに細かく対応する施策も取り入れるようになった。
  5. ^ ガラス寸法は設計当時入手可能な板ガラスの寸法から決定されたとされる。
  6. ^ 端子電圧750V時1時間定格出力110kW/1,000rpm。
  7. ^ 東芝がカルダン駆動台車の試作として製作したTT-1形台車に使用された主電動機の改良品で、1時間定格出力110kW/2,000rpm、端子電圧750V。
  8. ^ 同年の4月24日には桜木町事故が発生している。
  9. ^ C編成についてはこの時期、1700系との併結も行っている。
  10. ^ 格下げに伴い非貫通車同士が編成中間に組み込まれる状況が出来し、車掌乗務面で非効率的な状況が発生したことへの対応とされる。
  11. ^ これはC編成同様に直角カルダン駆動を採用したモハ5800形においても多発したトラブルであり、同車も後年吊り掛け駆動方式に改められた。この際、本系列とモハ5800形の間で台車振り替えが実施され、本系列電動車は全車FS106を、制御車はクハ700・701がモハ5800形から転用された汽車製造製形鋼溶接構造ウィングばね台車のKS105(東武社内形式TRK-53)に、残る制御車4両はC編成由来のTT-3をそれぞれ装着するように整理・統一された。
  12. ^ 3000系は種車(3210系・5310系など)の自動空気ブレーキ装置を流用しているため、同じく自動空気ブレーキを使用している5700系との併結は可能である。
  13. ^ 葛生町で開催されたくずう原人まつりにあわせて運行された。

出典

  1. ^ RP537 p.125 金野智「デハ10系とその頃の東武電車」
  2. ^ RP537 pp.122-126 金野智「デハ10系とその頃の東武電車」
  3. ^ RP537 p.171 吉川文夫「東武5700系ものがたり」
  4. ^ a b c RP537 p.170 吉川文夫「東武5700系ものがたり」
  5. ^ RP799 pp.123-124 諏訪部直方「西新井工場と私の昔物語り」
  6. ^ RP537 p.125 金野智「デハ10系とその頃の東武電車」・RP799 pp.145-146 金野智「回想の東武ロマンスカー」
  7. ^ RP624 p.182 真鍋裕司「名古屋圏の電車とTDK-528形主電動機」
  8. ^ 森 佐一郎「カルダン軸駆動式高速軽量電動台車」東芝レビュー Vol. 7-1(1952年)
  9. ^ a b RP537 p.172 吉川文夫「東武5700系ものがたり」
  10. ^ RP726 p.43 構成・編集部「高性能車黎明期を彩った私鉄の名車たち」
  11. ^ 「とれいん」No.187(1990年7月号) 「5700という電車」根本茂
  12. ^ RP537 p.207 吉田修平「私鉄車両めぐり[143]東武鉄道」
  13. ^ RP799 pp.124 諏訪部直方「西新井工場と私の昔物語り」
  14. ^ RP537 pp.207-208 吉田修平「私鉄車両めぐり[143]東武鉄道」
  15. ^ RP537 pp.172-173 吉川文夫「東武5700系ものがたり」
  16. ^ 鉄道ファン』1990年11月号 P124
  17. ^ 交通新聞社鉄道ダイヤ情報』2005年4月号 「東武博物館に見る車両保存のあゆみ」花上嘉成(東武博物館長)による。
  18. ^ 7月22日(水)東武博物館リニューアルオープン〜東武鉄道で最初の蒸気機関車・電車・電気機関車が一同に揃います〜 (PDF) 2009年5月28日、東武鉄道(インターネットアーカイブ
  19. ^ 電車のお店のカフエ&レストラン マスタード・シード(公式ウェブサイトの表記ママ)


「東武5700系電車」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東武5700系電車」の関連用語

東武5700系電車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東武5700系電車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東武5700系電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS