東大寺不空羂索観音立像
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東大寺不空羂索観音立像(とうだいじふくうけんさくかんのんりゅうぞう[注釈 1])は奈良県奈良市の東大寺法華堂(三月堂)にある不空羂索観音像で、同法華堂の本尊である。奈良時代(天平期)を代表する脱活乾漆造の仏像として、1952年(昭和27年)3月に国宝に指定された(指定名称は「乾漆不空羂索観音立像(法華堂安置)」)[3][4][5]。頭上の宝冠は約1万1千個におよぶヒスイなどの玉類で飾られている[6]。
注釈
- ^ 「ふくうけんさくかんのん」、「ふくうけんざくかんのん」、「ふくうけんじゃくかんのん」などの読みがあるが、本項では『国宝大事典 二 彫刻 』、p.84.に拠った[3]。
- ^ 人々の願いに応えて、恵みを与える印相[23]。
- ^ [24]。[25]より孫引き。
- ^ 菩薩や天人が肩から垂らしている薄物の細長い布を指す[26]。
出典
- ^ “東大寺ミュージアム 仏像彫刻の展示について (平成28年5月21日より)”. 東大寺総合文化センター. 2020年12月31日閲覧。
- ^ a b 『日本文化のすごさがわかる 日本の美仏50選』、pp.29-31.
- ^ a b c d e 『国宝大事典 二 彫刻 』、p.84.
- ^ “乾漆不空羂索観音立像(法華堂安置)”. 国指定文化財等データベース. 2021年1月25日閲覧。
- ^ “乾漆不空羂索観音立像(法華堂安置)”. 文化遺産データベース. 2021年1月25日閲覧。
- ^ a b c 中井ほか 2016, p. 278.
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- ^ 中村 2001, p. 1426.
- ^ 中村ほか 2002, p. 180.
- ^ a b c d e f g h i 『よくわかる仏像ハンドブック』、pp.100-101.
- ^ a b 【古寺巡礼15】『よくわかる仏像の見方』、p.58.
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- ^ a b c d 『大和路のみ仏たち 奈良三十三か寺めぐり』、pp.83-85.
- ^ 『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』、pp.88-89.
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- ^ 浅井 2004, p. 52.
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- ^ a b 『玉とヒスイ 環日本海の交流をめぐって』、pp.129-136.
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- ^ a b 『古代王権と玉の謎 』、pp.75-82.
- ^ a b c d e f 『古代王権と玉の謎 』、pp.162-165.
- ^ 『翡翠』、pp.28-29.
- ^ 『玉とヒスイ 環日本海の交流をめぐって』、p.119.
- ^ “東大寺宝冠に弥生時代の勾玉か 1000年受け継ぐ?”. 日本経済新聞. 2020年4月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『超雑学 読んだら話したくなる仏像の魅力』、pp.158-159.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av 『誰も知らない東大寺』、pp.136-147.
- ^ a b c 『日本仏像事典』、p.179.
- ^ a b c 『NHK国宝への旅 第20巻』、pp.94-95.
- ^ 『大和古寺風物誌』、pp.202-203.
- ^ a b c 『朝日百科 日本の国宝』、pp.50-51.
- 1 東大寺不空羂索観音立像とは
- 2 東大寺不空羂索観音立像の概要
- 3 宝冠盗難事件
- 4 評価
- 5 脚注
- 6 外部リンク
- 東大寺不空羂索観音立像のページへのリンク