未収録に終わった作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 14:15 UTC 版)
「テレモンディアル」の記事における「未収録に終わった作品」の解説
ベートーヴェン交響曲全集をはじめとするカラヤンの主要なレパートリーは、テレモンディアルによっておおむね映像化されている。しかしたとえば、モーツァルトの交響曲第29番・第39番・第41番やシューベルトの交響曲第8番「未完成」、ベルリオーズの幻想交響曲、シューマンの交響曲第4番、ブラームスの交響曲第3番と同第4番、ブルックナーの交響曲第7番などは、カラヤンの主要なレパートリーであり、かつ晩年に演奏する機会があったにもかかわらず映像化されなかった。オペラにおいても、1985年夏と1986年夏のザルツブルク音楽祭演目であるビゼーの歌劇「カルメン」、1988年のザルツブルク復活祭音楽祭演目であるプッチーニの歌劇「トスカ」などの大プロジェクトが、なぜか映像化が見送られている。1989年のザルツブルク音楽祭の主要演目として注目され、カラヤンが死の直前までリハーサルに取り組んでいたヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」は、彼の死によって映像化されることのなかった作品の一つである。 またカラヤン自身は、あるインタビューに答えて「ワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、ヴェルディの『アイーダ』、R・シュトラウスの『サロメ』が映像化できなかったのはかえすがえす残念」と語っている。
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