暴動への序曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/22 18:55 UTC 版)
医師の虐待はかなり前から存在していたようであり、2005年10月23日早朝には強盗致傷で10年の懲役を受け服役していた受刑者が自殺している。2007年10月、前年に殺人未遂で服役していた受刑者が80人からなる受刑者の告発文書を取りまとめた。それによると医務課長が就任した2004年4月から2007年7月までの暴行を、実名で告発。受刑者21名が肛門虐待を受けたとしていた。この情報を掴んだ週刊現代は、医務課長本人に直撃するために現地入りした。2007年10月26日夜、医務課長に取材を試みるが、「施設(刑務所)の方に聞いてください」と繰り返し、2日後の28日にも取材を試みたが「死ね!」と暴言を吐かれた。 週刊現代の記者がかなり詳しく情報を掴んでいたことに刑務所側はあせり、内部調査を開始する。ただしそれは医務課長に対する虐待事実の調査ではなく、告発文書を取りまとめた受刑者の調査であった。そして11月15日にその受刑者を断定した刑務所は独居房に隔離し、16日に極秘裏に大阪刑務所(大阪府堺市堺区)に移送しようとした。ところが、極秘裏に行うはずだった移送が受刑者側に漏れ、激怒する。
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