映画のユニオシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 04:20 UTC 版)
ミッキー・ルーニーが演じた。映画版のユニオシのキャラクターは、監督のブレイク・エドワーズの創作と言われる。映画版ではホリーと同じアパートに住む日本人カメラマンという設定だけは原作と似ているが、以下の部分で描写が異なる。 背が低く、メガネ、出っ歯などといったステレオタイプ的な醜い容姿の日本人として描かれている。 映画ではホリーはニューヨークに留まるため、上述のアフリカの写真のエピソードは削除されている。 部屋のカギをもち忘れたホリーがユニオシを訪ねるシーンでは、ユニオシの部屋が俗悪な日本趣味として描かれる上、起こされたユニオシは極めて狼狽する。 ホリーに起こされることが何度も続いたユニオシは、さらに階下でうるさいパーティーをやられたことから彼女に反感を抱き、警察を呼んでホリーを逮捕させる。 こうした映画版の描写について、村上由見子は太平洋戦争前後のアメリカにあった、日本人を「先天的幼児」とみなす風潮と関連付けている。
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