昆陽池陥没帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/24 14:03 UTC 版)
「伊丹台地」も参照 伊丹市域は東に猪名川、西に武庫川が流れ、その間に伊丹台地が広がる。 伊丹台地は北の北摂山系から南の大阪湾にかけて緩やかな傾斜がついている。 その途中、伊丹市を東西に分断するように伊丹断層が走り、その北側に一段くぼんで低くなっている地域が昆陽池の南西から北東に延びている。昆陽野、猪名野のあたりで、昆陽池陥没帯あるいは昆陽池地溝帯と呼ばれている。 北から流れてきた天神川や天王寺川の川筋はこのあたりで急に西に流路を変えて武庫川に向かう。 行基はこの陥没帯地形の高低差と旧川筋のくぼみを生かすことで広大な溜池を造成したと考えられる。 行基の作った昆陽の池は灌漑だけでなく洪水調節の役にも立つものであった。
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