旱魃よけの儀礼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 22:50 UTC 版)
農民の信仰では、「ルサールカの週」に水から上がったルサールカたちは、森や林からライ麦や豆の畑にいき、畑を素早く走り回るとされる。彼女たちが飛び跳ね、はしゃぎまわった場所では草木の成長が早く、穀物が豊かに実るという。茂ったライ麦畑や豆畑に対し、親は子供たちにルサールカがいるから近づかないよう戒めた。 ルサールカの儀礼では、送別儀礼がもっとも重要である。まずルサールカに見立てた娘や藁人形を、森から畑に連れ出す。ルサールカは水中に住んでいるため、森から畑に連れてくることで、畑に湿気を呼び、旱魃を避け、豊穣を祈る意味があったと考えられる。
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