方鑑斎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 08:45 UTC 版)
(p76)方鑑斎(ほうかんさい、ファンヂィェンヂャイ、繁体字中国語: 方鑑齋)は約30坪、読書室としてかつて使われていた。平時は文人墨客が集まり詩の吟詠や唱和を嗜む場所だった。「斎」は斎戒清心(祭祀の際に身を清める)を意味し、「方鑑」は敷地内に「長方形」の池とその水面上に舞台があり来賓が周辺から演技を「観劇」できることを意味する。戲亭(ステージ)と看亭(客席)は水を隔てて対景(中国式庭園でよく使われる水面に映る影も意識した表現方法)を成し、池両側には拱廊(アーケード)つきの通路で取り囲まれていることで音響面でも効果的な配置となっており、平時には静寂さと清雅さを醸し出し、林家花園で最も詩的な一角となっている。池の四方にある建築はステージ、客席、通路以外に小山や池に架かる橋にも下記の来青閣にも繋がっている。
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