新興キネマから東宝へ
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1937年(昭和12年)2月、東宝の前身であるP.C.L.映画製作所に入社。毎日新聞と東京日日新聞連載の吉屋信子の人気小説を山本監督が映画化した『良人の貞操』が高田入社第1作であり、1人の夫を巡って入江、千葉早智子扮する2人の妻をめぐる慈悲メロドラマである。この作品も大ヒットし、高田の人気はピークに達する。 同年9月、東宝に完全吸収された後も1943年(昭和18年)の今井正監督映画『望楼の決死隊』を始め、多数の作品に主演を務め、入江だけでなく、原節子、山田五十鈴とも共演している。しかし、戦争末期になると戦争映画の出演が多くなり、『決戦の大空へ』『加藤隼戦闘隊』などに出演。1945年(昭和20年)、今井監督映画『愛と誓ひ』に主演して間も無く終戦を迎える。
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