新型コロナウイルス感染症拡大への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 00:51 UTC 版)
「藤田医科大学岡崎医療センター」の記事における「新型コロナウイルス感染症拡大への対応」の解説
「クルーズ客船における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」も参照 2020年(令和2年)1月31日、建物が藤田学園に引き渡される。それから間もない2月3日、乗客2,666人と1,045人の乗務員、計3,711人が乗船していたダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に帰港した。2月5日、船内で新型コロナウイルスの感染者が10人確認され、同日からクルーズ船に対して14日間の検疫が開始された。 船内感染者が450人を超え、感染者の受け入れ先確保が急がれる中、厚生労働省は2月16日、開院前で入院患者に感染させる心配がないことから、岡崎医療センターを受け入れ先に選び、乗員乗客の収容を要請。藤田学園は翌2月17日、無症状感染者と濃厚接触者の受け入れを決定した。受け入れは2月19日未明から同月26日まで行われた。当センターは医療機関の認可を受けていないため治療ができず、2月21日までに13人が肺炎の疑いなどで別の医療機関に搬送された。3月9日をもって、乗客乗員ら計128人の全員が退所した。 同年3月11日から専門医立ち会いの下、院内の消毒・清掃作業が約1週間かけて実施され、藤田学園は万全の体制を整えるため、当初4月1日としていた岡崎医療センターの開院日を4月7日に延期した。初代院長は藤田医科大学岡崎病院準備室長の守瀬善一が務め、医師や看護師ら医療スタッフは最大で約700人になる見通し。がん治療や救急医療が主力になる。休診日は日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)。 同年3月16日、岡崎医療センターの西側に面積約2ヘクタールの駅南中央公園がオープンした。緊急輸送に対応するヘリポート兼用広場が設置されている。 同年7月1日、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を用いた肺と直腸、前立腺、腎臓の4種類のがん手術について、保険診療が適用された。
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