数学 (教科)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 10:15 UTC 版)
数学(すうがく)は、中等教育の課程(中学校の課程・高等学校の課程・中等教育学校の課程など)における教科の一つである。
注釈
- ^ 未知数xを求めるのに方程式では移項を行う。しかし、これは負の数の演算を伴うことがあるので、負の数を学習しない算数では逆算するよりほかない。また、算数では文字同士の演算を習わないため未知数同士の加法と減法が原則不可能である(分配法則を活用することでこれを計算できるため、「小学生には絶対にできない」ということはないが、一般の小学生はほとんど習わない)。したがって、算数では逆算可能で未知数同士の演算がない、ごく簡単な一次方程式の考え方を学ぶにとどまる。
- ^ 初等教育課程でも無理数である円周率が出る。しかし、これは近似値を用い、事実上有理数として扱うため、結局無理数は登場しないに等しい。
- ^ x2+4x+4=5のように左辺をそのまま因数分解すると(ax+p)2=qとなる形のものは現行課程でも習得するが、どのようなax2+bx+c=0でも平方完成を用いて実数解を出せるようにするのは2010年度から復活している。
- ^ 1963年度~1972年度入学生に対して実施
- ^ 1973年度~1981年度入学生に対して実施
- ^ 1994年度~2002年度入学生に対して実施
- ^ 2003年度~2011年度入学生に対して実施
- ^ 2012年度以降入学生に対して実施
- ^ 80年代のものにも「数学II」という科目はあり、大学入試センター試験(「共通一次試験」時代を含む)の科目でもあったが、内容は「代数・幾何」・「基礎解析」・「確率・統計」の抜粋のようなものだった。このため、前述の3科目を学べば「数学II」に対応できた上、二次試験に文系でも数学を課す難関国公立大学では「数学II」ではなく3科目からの出題が多く、進学校では文系でも「数学II」を扱うことは少なかった(理系学部の入試では国公私立問わず先の分野からの出題に加え、現在の「数学III」に大体相当する「微分・積分」が加わった。よって、「数学II」を学ぶメリットは無かった)。また、「数学I」は名称の導入以来、科目名としての変更は無いが、内容面の変更は度々行われている。
- ^ これはあくまで目安であり、学校やコースによってペースは異なる。例えば「大学入試における数学」で述べたように文系では「数学III」は扱わない学校も多い。また、中高一貫校では2年の終わりか、遅くとも3年生の夏ごろには「数学III」まで終わらせ、受験対策に入ることも珍しくない。
- ^ 3分野のうち、標準単位数では2分野を履修。
- ^ 旧課程における数学C「行列」のような体系的な学習ではなく、あくまでも行列を用いた表現方法と簡単な演算を紹介する程度である。しかし、旧課程で教えられていた逆行列・掃き出し法・一次変換などを授業で扱うことは(教科書の範囲外であるが)可能である。
- ^ 現在は数学Aの範囲内
出典
[続きの解説]
「数学 (教科)」の続きの解説一覧
- 1 数学 (教科)とは
- 2 数学 (教科)の概要
- 3 概要
- 4 脚注
「数学 (教科)」の例文・使い方・用例・文例
- その数学の問題は私にはお手上げだ
- 彼女は数学でクラスの誰よりもずっと抜きんでている
- 「今日,数学の試験があったんだ」「それで?」「うん,かなりできたと思うよ」
- 彼は数学の試験勉強をしていなかった.そのことは彼の得点から明らかだ
- 数学の宿題
- 彼女は数学が得意だ
- その数学の問題にはまったく途方に暮れた
- この前の学期は数学の授業でかろうじて合格点を取った
- 数学がますます難しくなってるからもっと手助けがいるよ
- 彼は私より数学が得意だ
- 幾何学は数学の一部門だ
- 数学以外の科目なら何でもお手伝いできます
- 数学の試験で優を取った
- 数学の基本
- 彼は数学ではクラスのだれよりも勝っている
- 教科書をすべて焼いてしまうほど彼は数学が嫌いだった
- 優れた数学の才能
- 数学を落とす
- 私は数学と歴史と化学を落とした
- その数学の問題は分からなかったのだ
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