政府軍の最初の進撃
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「2015-2016年ラタキア攻勢」の記事における「政府軍の最初の進撃」の解説
10月15日、シリア政府軍はラタキア北部の田園地帯で大規模な攻勢を開始した。10月19日、シリア陸軍(SAA)はタル・ジワイクの丘の上から北に進んだ後、ラタキア北部のアルザヒヤ山脈のポイント1112、ポイント482、Tal Thamamiyah、カワ・アル=ハタブ、Tal Thalathaを占領した。ある報告によると、翌日のロシアの空爆により、反政府勢力の沿岸第1師団の司令官バジル・ザモが他の4人の戦闘員と共に死亡した。他の報告では、攻撃による死者は45人となっており、その中に少なくとも15人の民間人が含まれている。 10月30日、反政府勢力はKafar Delbahの地域を奪還したが、親政府勢力はこれを否定した。 11月1日から3日の間に、ラタキア北部の山岳地帯にあるGhammamの村をめぐる激しい衝突が起こった。村は4回にわたって占領され、最終的には反政府勢力が再び村を支配することになった。兵士13人と不詳数の反政府勢力が死亡した。2日後、政府軍はこの地域の3つの村を占領し、11月6日にGhammamとGhammamを見下ろすジャバル・バクダッシュ丘を制圧した。 11月9日と10日、反政府勢力はGhammam地域のいくつかの地点を奪還したと報じられたが、軍事筋によって否定された。 11月13日から23日の間に、政府軍は200平方キロメートルの領土を奪還した。11月25日、政府軍はラタキアの山々にある3つの丘(Tal Al-Yakdashの丘を含む)を占領し、Ghamam周辺へと進軍し、Dayr Hanna、al-Dughmishlyia、Beit'Ayyashの村を奪還した。 11月18日から23日までの間に、政府軍は10の丘(ジェブ・アル=アマール地域の6つを含む)と、3つの村を占領し、アル=ザヒ山脈の完全な支配を行った。 11月24日、反政府勢力はアル=ザヒ山脈とTal al-Etyraを取り戻し、政府軍はJabal Sheikh Mohammadの村と丘の上を占領した。翌日、政府軍はアル=ザヒ山脈とアティーラ地域に進軍し、アル=ザヒを奪還した。
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