政務官一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 02:55 UTC 版)
共和政後期の主要政務官一覧官職名選出機関任期人数就任資格権限ディクタトル(独裁官)コンスルによる指名 半年 1名 全ての公職者に優越する 元老院が非常事態を宣言した時の臨時政務官。リクトル24名(ポメリウム内では12名)による護衛 コンスル(執政官)ケントゥリア民会 1年 2名 プラエトル経験者で43歳以上 内政・軍事の最高命令権 リクトル12名による護衛 プラエトル(法務官)ケントゥリア民会 1年 6名から16名 クァエストル経験者で40歳以上 内政・軍事でコンスルに次ぐ命令権。平時は司法を担当 リクトル6名による護衛 アエディリス(造営官)トリブス民会 1年 4名から6名 公共施設の造営・管理、祭儀の管理、食料確保 クァエストル(財務官)トリブス民会→ケントゥリア民会 1年 20名から40名 30歳以上 中央では国家財政を担当。コンスルに伴い戦場に同行し軍団会計を担当 トリブヌス・プレブス(護民官)プレブス民会 1年 10名 クァエストル経験者 プレブス(平民)の保護。他の政務官や元老院の決定の取消権 政務官の中で唯一身体の不可侵権を持つ ケンソル(監察官)ケントゥリア民会 1年半 2名 コンスル経験者 5年に1度のケンスス(国勢調査)を担当。元老院議員やエクィテスの追放や風紀取締 5年に1度選出される最高名誉職
※この「政務官一覧」の解説は、「政務官 (ローマ)」の解説の一部です。
「政務官一覧」を含む「政務官 (ローマ)」の記事については、「政務官 (ローマ)」の概要を参照ください。
- 政務官一覧のページへのリンク